令和2年第5回宜野座村議会定例会において、村長の當眞淳氏は行政報告で新型コロナウイルス感染症への対策を強調した。特に、村民の健康を守ることは最優先事項であり、迅速な支援を実施していると述べた。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた経済活動の回復に向けた取り組みも報告された。當眞村長は、全村民に対するマスク配布や公共施設での消毒液の設置など、感染防止のための対策を行っていると強調した。さらに、村では生活困窮者への支援として、10万円を給付する生活再建支援給付事業を実施中であり、多くの村民が申請していると述べた。
眞栄田絵麻議員は一般質問に立ち、村の新型コロナウイルス感染症に関する対応や支援について質問した。特に、感染拡大防止のために職員を分けて業務を行った際の影響について、當眞村長は「大きな影響はなかった」と答えた。また、具体的な支援策として、飲食業や中小企業に対する支援を挙げ、10万円または20万円の支援金を給付する事業を創設したことを述べた。
更に當眞嗣則議員は、河川と海洋環境の保護について質問し、特に赤土流出の問題を取り上げた。牛島議員は、赤土流出防止のためのハードとソフト両面の取り組みの必要性を説き、特に赤土を減少させるための施策について村長の決意を求めた。村長は、赤土流出防止のための事業を継続的に推進していく意向を表明した。
このように、議会では村民の健康や安全、経済活動の再生に向けた話し合いが行われ、感染症への対応を中心とした施策が詳述された。議員らは村の環境保護や経済支援に向けた具体的な提案や意見を出し合い、活発な議論が進められた。