令和4年6月15日、宜野座村では第6回定例会が開催され、議員たちが様々な問題を提起した。特に、沖縄の日本復帰50年に関連する議論が焦点となり、基地問題や地域活性化についての意見が交わされた。
まず、復帰の経緯から現状までの認識を問われ、村長は、自身が復帰の年に生まれたため、復帰の意義を強く感じていると述べた。復帰後の経済発展を評価しつつも、基地負担や地域の課題が残ることを認識している様子であった。
また、県民の意見を反映するために、最近のアンケート調査の結果が報告された。沖縄が抱える基地負担の重さについて、村民の理解は深まっているとのこと。坂田議員は、基地問題への国の姿勢や県民の思いを伝える一方、本土復帰の日を知る学生の割合が低いことに懸念を示した。この点について村長や教育長も教育現場での取り組みを強化することに同意した。
さらに、子どもたちの交通安全や防犯対策にも焦点が当てられた。教育長が、村内小中学校における交通安全教育や防犯指導の実施について説明した。また、地域住民や警察との連携を深め、子どもたちの安全に向けた努力を継続する重要性が強調された。
最後に、地域の環境整備に向けた取り組みも提案された。村内の道路整備や交通標識の確認作業が求められ、村長もこれに応じて改善策を検討する意向を示した。
総じて、この会議では沖縄の歴史や未来に対する村民の強い願いが感じられるとともに、それを支えるための地域に根ざした政策の必要性が改めて確認された。