令和3年第11回宜野座村議会定例会が行われ、様々な議案が審議された。
特に焦点となったのは、令和2年度の各種決算認定に関する議案であった。この日の会議では、一般会計や特別会計の決算について、審査特別委員会の報告が行われた。決算審査特別委員長の平田嗣義氏は、報告の中で各決算案の認定について「原案認定すべき」と強調した。
具体的には、令和2年度の宜野座村一般会計歳入歳出決算認定が無事に採決され、議員からは質疑や討論が行われるも「異議なし」と認められた。これによって、認定第1号から認定第5号までの各決算案が認定された。
また、議案第48号として提出された宜野座村文化センター物品の取得についての決議も承認された。村長の當眞淳氏は、この物品取得が再編交付金事業に基づくものであり、重要であることを説明した。議員からは特に異論は出ず、原案通り可決された。
さらに、漢那漁港の荷捌施設改築工事についての契約も承認され、工事の契約金額は約5280万円となった。この工事は令和4年3月までの完成を目指しており、関連する詳細も報告された。
意見書第6号では、「国立病院の機能強化を求める意見書」が提案され、當眞嗣則議員は新型コロナウイルス感染症への対応の重要性を訴えた。この意見書も全員賛成で可決された。様々な議案に対し、議員たちによる活発な意見交換が行われたことが会議の特徴でもあった。
最後に、一般廃棄物収集運搬業務に関する調査特別委員会設置の決議案も提案されたが、討論の結果、この決議は否決された。議長の石川幹也氏は、今回の会議の終了を宣言し、今後の村の発展に向けた議論が継続することを期待した。