令和3年第4回宜野座村議会定例会では、令和3年度の各会計予算について審議された。
一般会計予算案では、歳入歳出の総額が71億9,200万円となり、前年度比で3.6%の減少が見込まれている。特に自主財源は36億3,500万円で、前年比3.8%減少しているという。これは、繰入金が減少したことなどが要因とされる。一方、依存財源では35億5,600万円が計上されており、前年比3.3%の減とされた。
當眞村長はこの予算案について、「地域経済を支えるための基盤を整えるための慎重な計画」と強調した。村としても、必要な財源確保には引き続き努力すると述べた。
国民健康保険事業特別会計については、歳入歳出それぞれ79,043.3万円が計上される見込みであり、国庫支出金が514,391千円の予定となっている。こちらも前年より減少が見込まれている。
後期高齢者医療特別会計では、歳入歳出の総額が5,767.8万円とされ、下水道事業特別会計では227,780千円となっている。また、水道事業会計も重要で、総収益が270,383千円を見込む中、設備改修などへの投資が地元経済に大きな影響を与える可能性があると考えられている。
議論の中では特に一般会計予算案に対する質問が多く、議員たちから具体的な減額理由やそれが地域に与える影響について厳しい質問が相次いだ。平田嗣義議員は、村税などの減少に関して「具体的な影響を村民に説明すべきだ」と指摘した。