令和4年第3回宜野座村議会定例会が開催された。議会では様々な議論が行われ、特に一般質問が注目を集めた。
一般質問の中で、津嘉山朝政議員がワクチン接種や基地問題についての質問を行った。津嘉山議員は、沖縄の基地問題について「平和憲法をないがしろにする動きがある」と指摘し、村民の未来を考えた基地問題に対する立場を求めた。更に、一般廃棄物の収集業務に関しても質問があり、當眞村長は契約金額についての経緯を説明した。
當眞村長は、「契約金額は他自治体の見積もりを参考に設定し、今後も業務が安定的に行えるよう努力している」と強調。特に、村の厳しい予算の中で、適正な金額を導き出すことの重要性を述べた。
また、防災については、村内住民への周知方法や防災無線の強化についても議論された。村民生活課長は、津波警報時の情報伝達の迅速化や新しい防災機器の導入について説明し、住民が安全に避難できるよう努める方針を示した。
一方、議会では新型コロナウイルス対策についても話題となった。新里文彦議員は、特に高校生など若者を対象にした感染予防策や教育支援が必要であると訴え、県教委の取組にも注目が集まった。新里教育長は、「新年度に向けて更なる連携の強化を図る」と答え、村民への情報発信が重要であると述べた。
最後に、特に宜野座村の未来に関する発言が目立っており、議員たちは村民の生活と安全、教育環境の向上を求めている姿勢が印象的だった。全体として、議会は村民に寄り添う行政運営のあり方を模索しているとも受け取れた。