令和4年9月14日、宜野座村議会は第10回定例会を開催し、令和3年度の各種会計決算認定案を審議した。
議会では、今回の決算はいずれも適正に処理されているとの認識から、村長の提案理由説明後、質疑に移った。
最初に、當眞淳村長が各認定について説明を行う。
「認定第1号は、令和3年度一般会計の歳入総額が104億3,558万5,867円、歳出総額が103億314万4,781円と報告した。」
これにより、歳入歳出差引額は1億2,243万1,086円であった。再生の具体的な数字においても、村民税、固定資産税、人件費などが影響を与えたとされる。
続いて平田嗣義議員から決算に関して複数の質問があった。
特に土地貸付収入に関して、農業が厳しい現状を通じ、農家の未納が多いとの指摘がなされた。村長は「イチゴ農家がコロナの影響で収入が減少しており、今後の支援策を検討する。」と述べた。
また、経済効果については観光の振興を提案する声もあった。「観光客数とその消費額を統計により算定し、実績を上げている。」と観光商工課は説明する。
さらに、保健所ではがん検診の受診率が向上しているとの報告が行われ、具体的に「令和2年から令和3年にかけて15.5%から18.5%へ上昇した。」と改善について触れた。
このように、議会では決算認定の内容が重点的に議論され、特に農業支援及び観光振興をはじめとする次年度への施策に対する意見が飛び交った。