令和元年第4回宜野座村議会臨時会が開催された。会期は本日1日間に決定され、議案第30号と第31号が主要な議題として取り上げられた。
まず、議案第30号では令和元年度の一般会計補正予算が提案された。村長の當眞淳氏は、歳入歳出予算の総額が73億3,480万4,000円から73億3,730万4,000円に増額される旨を説明した。内訳は、財政調整基金繰入金250万円の増額と、海洋型健康増進施設事業への投資として250万円が割り当てられる予定であるとした。これによって、村の健康増進に資する施策が強化される見込みだ。
次に、議案第31号に関しては物品取得についての説明が行われた。當眞村長は、文化センター向けの館内イントラ映像システムの購入を行う意図を示した。このシステムは、文化センターの機能強化を目指し、地域の活性化に寄与するものであると強調した。契約金額は18,900,000円であり、入札を経て選定された業者に対して実施される。
議員からは、この物品の高額さについて疑問を呈する声も上がった。眞栄田絵麻議員は、文化センターにおける過去の物品購入とその設置状況に関して詳細な確認を求めた。他の議員からは、モニタリングシステムの管理体制と運用方法について具体的な質問もなされ、議論が展開された。
質疑応答の中で、金武哲也観光商工課長は、経年劣化に伴う設備の更新が必要であり、指名競争入札により適正な価格で取り組んでいると説明した。議会内では、物品購入の契約内容や費用の細目についても詳しく検討され、透明性の確保が求められた。
最終的に、すべての議案が「異議なし」の声のもとで可決され、議会は閉会に至った。今後の動向が期待される中、地域振興と福祉施策の強化が図られることが望まれる。