令和元年第7回宜野座村議会定例会が開かれ、村内のさまざまな議題が議論された。
特に焦点となったのは、宜野座村会計年度任用職員の給与に関する条例の制定についてである。村長の當眞淳氏は、「フルタイムの職員は従来の基準を維持しつつ、パートタイムは短期間の雇用であることを考慮し、職員の安定的な雇用環境の構築が重要」と述べた。その一環として、退職金などの経済的負担が付き纏うフルタイム雇用の必要性も強調された。
また、照屋忠利議員は交通安全対策について、村道と交差する農道の危険性を訴えた。特に、交差点に停止線が未設置であることから「事故のリスクが高まっている」と問題提起した。村長はこの状況を鑑み、交通管理に関する協議を進めると強調した。
会議では、次いで聖火リレーに関する項目が取り上げられた。仲間信之議員が「宜野座村も聖火リレーのコースに入れるべきだ」と訴え、イベントを通して地域の活性化を呼びかけた。村長は現状について「他の町と連携を図り、できる範囲で検討していく方針」と答えた。
さらに、魚釣り専用公園の整備についての提案も議論された。この件に関しては、村民生活課長の仲間貢氏が「釣りを通じた新たな観光資源の可能性を示唆した」と報告した。今回の提案は、地域の動向や財政を考慮しつつ進めていく必要があるとされ、長期的な視野に立った取り組みが求められた。
最後に、ペットとの共存や安全対策が議論の場に上がった。照屋議員は、大型犬に起因する過去の事件を踏まえ、外国人所有犬の管理状況についても言及した。これに対し村長は、登録制度の徹底と啓発活動を強化する意向を示した。
全体を通じて、村民の福祉や安全、地域活性化に向けた具体的な施策や取り組みが強調され、今後の進捗に期待が寄せられている。