令和2年第5回宜野座村議会定例会が開催された。
議会では、村道漢那旧国道線道路改築工事に関する請負契約が議題に上った。村長の當眞淳氏は、沖縄県北部連携促進特別振興対策特定開発事業に基づく村道改築事業について説明した。この工事では、延長144.5メートル、幅員15.5メートルの道路が改築される予定で、契約金額は約5,445万円である。請負先は玉城電気設備で902回の入札の末、契約が決定した。
質疑応答では議員が工事の進捗状況について尋ねた。平田嗣義議員は「この工事で漢那の橋は完了しているか」と質問した。河上正秀建設課長は、一連の漢那旧国道線改築事業が令和3年2月に供用開始予定と回答した。さらに、照屋忠利議員は進行状況が遅延している点を指摘し、早期の完成を求めた。これに対し、村長が「設計の遅延が影響している」と説明した。
次に村道の路線認定について議論が交わされた。當眞村長は、金武地区清掃センターへの道路整備事業に伴う新規路線の認定を提案した。議員からの質疑に対して河上課長は、共同使用の合意が得られており、今後も対応していくと強調した。
また、令和元年度一般会計繰越明許費繰越計算書が報告された。下里哲之総務課長は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業について詳細に説明した。さらに、選挙管理委員会委員の選挙と補充員の選挙についても行われ、全ての人事案が異議なしで可決された。最後に、地元産品奨励および地元企業優先使用についての決議案が賛成全員で可決。古い経済的背景を踏まえ、村内企業の優先活用が確認された。