宜野座村議会の第11回定例会が令和3年9月7日に開催された。
議会では、防犯灯のLED化と人工透析施設の導入に関する議論が行われた。特に、防犯灯のLED化については、374基の防犯灯の設置による電気代が年間897万円に達していることから、早急な対応が求められる。
村長の當眞淳氏は、これまでの議論を受け、LEDへの切り替えを検討していることを強調した。各区の防犯灯が年次を重ねる中で、維持管理費の負担が大きく、LED設備への移行が急務とされている。村では、次年度以降の補助事業への活用を目指して、基本設計の業務委託を行う予算を計上したと報告した。
また、人工透析施設の課題にも触れ、村内で発生している透析患者数が27名で、通院先が沖縄市やうるま市に偏っている現状を訴えた。透析患者への支援を強化するため、医療関係者との意見交換を進めていくと響く。
会議の中では、新型コロナウイルスワクチンの接種状況も報告された。現時点で村の接種率は53%を超え、高齢者においては86%を超える接種が終了している。村長は、ワクチン接種に対する村民の協力を感謝し、引き続き健康管理の重要性を訴えた。
ワクチン接種による副反応の報告もあり、村内で接種後の気分不良を訴えた方もいたものの、全ての方が経過を見て回復している。
なお、今後の施策として、健康教育や啓発活動の強化を図り、地域全体での健康維持を目指す意向が示された。