令和元年第5回宜野座村議会定例会が令和元年9月11日に開催された。
この日は、一般質問が焦点となり、議員らの活発な意見交換が行われた。特に、當眞嗣則議員が取り上げた村営野球場の利用状況や運営方針、宜野座ドームの雨漏り問題、松田小学校の風力発電の修理について、村の関係者が対応策を模索している状況が浮き彫りとなった。
當眞議員は、村営野球場の利活用について問うと、教育長の志良堂芳男氏は、中体連大会での利用が可能であるとし、地域振興に寄与する面もあると応じた。さらに、宜野座ドームの雨漏り問題については、調査を行い、早急な対応が必要であるとの認識を示した。雨漏りが発生した場所についての詳細な調査結果を待つ必要があるという。
また、風力発電の修理については、当初の予定から遅れが生じている現状があり、議員からは代替として太陽光発電設備に切り替える対応が進められていることも説明された。こうした議論は、村の持つ資源を有効活用するための課題として捉えられている。
次に、宜野座村税条例等の一部改正についての議論も行われ、これに関して村長の當眞淳氏は、歳入の増加を見越した補正予算を策定した意義を強調した。歳入は主に前年度繰越金や交付金によるものであり、この収入を活用した施策への期待が寄せられている。
一方、非常勤職員の報酬に関する条例改正も提案され、これは新たに設置される「キラリ☆ぎの座」認定審査委員会の歩み寄りに基づくものであった。委員たちの報酬は、今後の村の産業振興に寄与する見通しを示している。
議会の最後には、令和元年度宜野座村一般会計補正予算の決定が行われ、歳入歳出の合計が77億2,823万9,000円に上ることが報告された。重視された点は、財政調整基金の確保や公開施設の整備に関連する施策である。これにより、村は将来的な発展を見据えてさらに努力を続けていく意向を示している。