令和5年12月15日、宜野座村議会は第12回定例会を開催し、重要な議案を複数可決した。
特に注目されるのは「鹿児島県屋久島沖におけるオスプレイ墜落事故に対する抗議決議」と「意見書」である。これらは新里文彦議員によって提出されたもので、村民の安全を守るための重要な一歩と見られている。
議案第81号では、物品の取得について議論が進められた。當眞淳村長は、宜野座村集落排水施設のための非常用発電機購入に関する契約について説明した。契約金額は711万円で、発電機の用意が急務であることが認識された。
上下水道課長の仲間盛雄氏は、発電機の購入理由を詳しく説明した。旧発電機の故障により、台風などの非常時にリースが必要な状況が続いているため、安定的な供給が求められている。そのため新たに2基の発電機が必要となる。この契約は、上記の理由により極めて重要である。
質疑応答の中では議員から、物品購入契約の確認を求める声が上がった。上下水道課長の仲間氏は、設置工事を別途契約する必要があることを強調し、村議会の議決が必要である旨を述べた。物品購入について予算の適切性も問われ、入札で50.6%の落札率となったとの説明があった。
さらに、村議会は屋久島沖のオスプレイ墜落事故に対する抗議決議を決定した。事故では搭乗員8名が亡くなり、村民の安全を脅かす要因となっている。議会は、事故の詳しい調査と再発防止策を講じることを要求している。適切な情報提供の重要性も指摘され、議会としての立場が明確に示された。
また、議員派遣についても決定が行われ、今後の研修会に向けた準備が進められている。議会全体での研修は、議員の活性化を目指すものとされており、期待が高まるところである。
以上のように、休止せずに進められた会議では村民の安全に関わる重要な議案が可決され、村としての姿勢が示された。