令和3年第7回宜野座村議会定例会が、6月10日に開かれた。主な議題には、一般会計の補正予算や国民健康保険特別会計の補正予算が含まれている。
まず、議案第30号として上程された令和3年度宜野座村一般会計補正予算(第2号)に関して、村長の當眞淳氏は歳入歳出予算の総額が73億8,518万円から75億8,192万円に増額されることを説明した。
主要な増収要因は、宜野座村再編交付金基金の繰入金7,584万円や道路メンテナンス事業費補助金6,664万円である。これに対し、歳出の主な増加は、橋りょう補修事業に8,530万円、ふれあい交流センター整備事業に8,347万円が見込まれている。これらの修正予算は審議の結果、否決されることなく可決された。
次に、国民健康保険事業特別会計に関する議案第31号も可決された。この案件は、予算総額を79億043万3千円から79億128万7千円に改定する内容で、全会一致で採決された。
また、水道事業会計補正予算に関する議案第32号では、収益的収入が2億7,017万1千円へと見直される。ここでは、企業債の限度額変更と債務負担行為の設定が行われる。これも可決され、参事が詳細を説明した。
さらに議案第33号、下水道事業特別会計の補正予算は、予算総額が2億2,778万円から2億2,612万6千円へと削減され、議会から承認を受けた。
新型コロナウイルスの影響により、国民健康保険税の減免制度を引き続き実施する議案第34号も承認を得た。これにより、村民へのサービスが維持される見通しである。
また、地元産品の奨励と地元企業の優先使用を盛り込んだ決議第2号が可決され、地域経済の振興に向けた期待が寄せられた。議員派遣に関する決議第3号および一般廃棄物調査特別委員会設置の決議第4号はそれぞれ投票され、後者は否決されたが、村民の生活に直結する重要な議題が討論された。
議会の最後には、議決された内容の整理を委任され、会は閉会した。