令和4年第3回宜野座村議会定例会では、主要な予算案が審議され、可決された。特に、一般会計予算や特別会計予算に対する討論が行われ、村民生活に直結する内容が中心に扱われた。
一般会計予算に関して、津嘉山朝政議員の反対意見が注目を集める。彼は、一般廃棄物収集運搬業務委託料が月額121万円、年額1,452万円になる理由について疑問を呈し、その高額であることに村民の理解が得られないと主張した。さらに、他市町の比較を持ち出し、委託料の設定が適切でない可能性を指摘した。
一方、賛成に回った小渡久和議員は、全体的な経費の高騰や業務の安定性を考慮すべきであるとの見解を示した。彼はこの金額を妥当とし、村の環境保全を考えるとこの契約が必要であると強調した。
続いての議案でも、一般会計補正予算や給与条例、農業基盤整備工事に関する改定契約が討議され、いずれも原案通り可決された。特に、改定契約においては工期の延長と追加工事が語られ、議会内での意見の対立があったものの、最終的に承認された。
最後に、ロシアによるウクライナ侵攻への抗議を表明する決議案が提案され、全議員の賛同を得て可決された。議長の石川幹也は、この決議が平和の重要性を再確認する機会になったと述べた。