令和5年第10回宜野座村議会臨時会が10月13日に開かれ、補正予算や工事請負契約について審議された。
今回の会議では、令和5年度一般会計補正予算が提案され、歳入歳出予算はそれぞれ85億4,300万2,000円となる。歳入の主な増額要因として、特定防衛施設周辺整備調整交付金が3,017万2,000円、沖縄北部連携促進特別振興事業費補助金が1,691万円などが挙げられた。これに対し、歳出では下水道事業が2,403万7,000円、観光業農業振興事業が2,104万円などが増額となった。
當眞淳村長は議案第56号の説明で、歳入歳出の詳細に触れ、「特に特定防衛施設周辺整備調整交付金の増額が重要である」と言及した。議員らからは、具体的な使用目的や関連事業に関する質疑が相次ぎ、平田嗣義議員は「新規事業が可能かどうか」などと質問した。
また、議案第57号で水道事業会計の補正予算が提案され、資本的収入が2億8,961万円へと増額されることが承認された。仲間盛雄上下水道課長は、「特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の追加によるものである」と説明した。
さらに、議案第58号の下水道事業特別会計補正予算については、歳入歳出総額が643,581千円となる内容が審議され、可決された。