令和元年第6回宜野座村議会臨時会が11月15日に開会し、様々な重要事項が協議された。
特に注目を集めたのは、一般会計補正予算に関する議案である。村長の當眞淳氏は、令和元年度宜野座村一般会計補正予算(第4号)について、歳入歳出の総額を77億5,039万6,000円に増額することを説明した。この補正予算には、財政調整基金の繰入金や沖縄振興公共投資交付金の増額が含まれている。
當眞村長は歳入に関して、財政調整基金繰入金992万2,000円、沖縄振興公共投資交付金524万円、再編交付金基金繰入金517万1,000円の増額が主な要因とのこと。歳出の主な内容には、村道赤平線他1道路改良事業684万円や優良繁殖雌牛更新促進事業574万6,000円があると説明した。
この補正予算は議会で承認され、その後も正確な数字をもって他の議案についても討議が続けられた。水道事業会計補正予算(第3号)は資本的支出を増加させ、計画変更に伴う急速ろ過改修工事費を増額するものであり、合計金額は約2億7,572万2,000円に達する。担当課長も詳細な説明を行った。
さらに、村道漢那旧国道線橋梁の下部工事に関しても、改定契約の議案が提出された。2工区では、特別な機器が必要となったり、想定外のコンクリート構造物の撤去で工期の見直しが求められる状況であった。これらの事情に鑑み、既に予算を調整する必要性が説明された。議会はこれらの改定契約も承認した。
松田地区の農業基盤整備沈砂池工事も提案され、69,300,000円の契約金額で議決を求められた。今回の議会での各議案は、いずれも迅速かつ円滑に決議された。