令和元年第3回宜野座村議会定例会が行われ、村議会の各議員が様々な問題について議論した。
特に議題に上がったのは、海浜道路の高潮対策である。村長の當眞淳氏は、高潮が押し寄せる地区において新しい道路の整備が進められており、これにより風雨が強い日でも村道側へ迂回することで被害を軽減できるとの考えを示した。しかし、消波ブロック設置の可能性については、河口閉塞への影響や漁場に及ぼす懸念から難しいという意見があった。
次に、村内の小中学校の安全管理について議論が行われた。先日、宜野湾市であった出来事を受け、教育長は不審者が校内に侵入する可能性への対処策を発表し、教職員には危機管理マニュアルを徹底し、具体的な連携体制を整備していると述べた。このケースを参考に、宜野座村でも安全対策の確認が重要であると認識し、対応策を強化する必要があると訴えた。
また、衆院沖縄3区の補欠選挙についても、村長は投票行動は有権者の判断によるもので、屋良朝博議員の当選を受けて、彼が国政において地域の課題解決へ貢献することを期待すると述べた。
最後に、人工透析施設の導入問題が取り上げられた。村内で透析を受けている人数は減少傾向にあるとも言われているが、村長はやはり新たな施設設立には多くの課題があり、慎重に検討する必要があると強調した。このことについては、周辺の医療機関との連携を深めつつ、村民の健康管理を図る重要性があるとの意見も出された。
村の議会は、今後もこのような現状を踏まえた議論を重ね、村民のための施策を展開していくことを確認した。