令和2年10月15日に開催された宜野座村議会臨時会では、複数の議案が審議され、重要な決定が行われた。
初めに、会議録署名議員の指名を行い、小渡久和議員と当真嗣信議員がその任に就くことが決定した。
続いて、会期は本日1日間と決定され、議案に対する審議が行われた。
議案第77号「宜野座村職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」は、特に注目される内容であった。
この条例改正は、新型コロナウイルスの影響を受け、特務勤務手当を職員に支給することを目的としている。
村長の當眞淳氏は「感染症防疫作業手当の必要性を訴え、特例を設けることで公務員の勤務条件を改善していく意向を示した」と述べた。
勤務に従事した職員には、業務内容に応じて1日あたり3,000円または4,000円の手当が支給されることとなる。
この提案は、全議員から異議なく可決された。
次に、議案第78号は「令和2年度宜野座村一般会計補正予算(第8号)」で、予算規模が約96億3,330万9,000円に増額されることが合意された。
當眞村長は、補正予算の内訳について「道路メンテナンスや橋梁補修費用を加え、地域開発に寄与するための予算増額を行った」と説明し、支出が主にメンテナンスやリバーパーク整備事業に充てられることを強調した。
続く議案第79号では、宜野座村立福山児童公園の改修に伴い、公園の地番を変更する条例改正が提案された。
これも議会の同意を得て原案通り可決された。
議案第80号においては、福山進入路整備工事(その3)の請負契約が承認され、契約金額は約4,675万円となり、さらなる地域道路整備が進められる見込みである。
最後に、議案第81号「宜野座村IT産業等集積拠点施設非常用発電機設備改修工事の請負契約」では、総額約1億8,909万円が投入されることとなる。
この発電機設備の改修に併せ、村長は地域IT産業の重要性を訴え、今後さらなる産業振興策を講じていく姿勢を見せた。
このように、議会臨時会では、宜野座村の地域発展に向けた重要な決定が相次いで行われ、村民生活の向上につながると期待されている。