令和5年第7回宜野座村議会臨時会が開かれた。議会では重要な議案が審議され、特に令和5年度一般会計補正予算(第3号)が可決された。
當眞淳村長は補正予算の総額を81億9,240万4,000円に引き上げることを提案し、歳入の主な内訳は水産物供給基盤機能保全事業補助金による1億800万円の増額を含むと説明した。
議員からは教育費の質疑があり、仲間貢議員は学校管理事業に関連する修繕費について具体的な小学校名を求めた。與儀徹也教育課長は、漢那小学校や松田小学校の遊具やフェンスの補修について回答した。
また、平田嗣義議員からは漢那漁港の浚渫工事に関して詳細な説明を求める意見があった。浦崎正人産業振興課長は、現在の航路が潮の干満を考慮しないと漁船が出入りできない状況であることを強調。浚渫土砂量は1万1,089立米で、そのうち7,626立米を本年度に予定しているとした。
次に、議案第44号である宜野座村IT産業等集積拠点施設改修工事の請負契約も採決され、これにより重要施設の中央監視設備及び火災報知器設備が改修される。當眞村長は、「最新の機器に更新することで、安定した運営が可能になる」と述べた。
最後に、村道高松中央線補修工事の請負契約についての議案も可決された。村道高松中央線は1975年に建設され、耐用年数が迫っていると指摘された。建設課長は、「定期的な保守を行うことで、安全性を確保する」と語った。
多くの議案が採決され、臨時会は終了した。議会の活動を通して、村の発展に寄与する取り組みが進められることが期待されている。