令和5年2月16日、九重町での臨時議会が開催され、新しい議長と副議長が選出された。議会の目的は、住民福祉向上に向けた方針を確認し、これからの地域の課題に対する対策を話し合うことにあった。
議長には有吉 富生議員が選出され、副議長には増田 裕子議員が選出された。議長は就任挨拶において、住民の信頼に応える議会運営を行うことを約束し、地域課題の解決に向けた連携を強調した。
また、議会には多様な委員会が設置された。特に、日出生台演習場対策特別委員会や議会DX特別委員会が設立され、これらの委員会により、地域の安全とデジタル化の推進が期待されている。
この臨時議会では九重町の文化財に関する報告も行われ、特に瑞花鴛鴦八稜鏡附白磁碗の県指定について町長から説明があった。この文化財は重要な歴史的資料としての位置づけがされ、今後も保存活動が強調された。
さらに、町では福岡県のプロゴルファーから寄附を受け、社会福祉の向上に役立てることが決まった。こうした寄付活動も、地域の相互扶助の精神の表れとして、議会での賛同が得られた。
最後に、今年度の一般会計補正予算が承認され、特に燃料高騰に対する林業事業者の支援策が新たに計画された。これにより、地域経済の安定に向けた取り組みが進められる見込みだ。