令和6年6月定例会(第2回)が開かれ、重要な議案が審議された。
本会議では、令和6年度補正予算に関する議案も可決された。議案第47号は、一般会計の補正予算(第1号)で、歳入歳出合計91億17,172万4,000円に上方修正がなされた。
補正の主な内容には、旧野上中学校の施設解体事業費が含まれ、アスベストなど特殊工事が必要なため、事業費を追加計上したとの説明があった。
この他にも、議案第49号の一般会計補正予算(第2号)も承認された。町長の日野康志氏が議案説明を行い、歳入歳出それぞれに1,400万円を追加し、総額を91億17,172万4,000円にする内容である。
今後、事業費用が地元経済に貢献することが期待される。
また、議会では、定数改善を求める意見書も提案された。この意見書は、少人数学級推進や義務教育費国庫負担制度の復元を求めるもので、議員の河野克輝氏が提案した。
新型コロナウイルスの影響で教育環境が変化する中、議員からは、教育水準を保証するための財源確保が必要とされ、採択となった。
さらに、議員派遣に関する議題も取り上げられ、6月21日に日田市で行われる大分県事業説明会へ議員全員が出席することが決定した。
九重町の議会が積極的に地域活性化に態度を示していることがうかがえる。
最後の項目では、各常任委員会からの所管事務調査及び継続審査についても決定が下された。今後も議会は透明性を持って、継続して町の行政を監視し、調査を行う方針が示された。
このように、議会は地域の発展に向けた重要な決定を下し、多岐にわたる課題に対して積極的な姿勢を見せていると評価されている。