令和5年第2回九重町議会定例会が開催された。
会議では、各議案の審議と採決が行われ、特に教育関連の重要な請願が採択された。議員たちは子供たちの教育環境改善の必要性を強調し、満場一致で意見書を可決した。
今回の議会では、請願受付番号第1号が重要なテーマとなった。この請願は、「少人数学級推進・複式解消など定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元」に関する意見書の提出を求めるもので、教育民生観光常任委員長の岩尾茂樹氏が報告を行った。
氏は、学校現場には新型コロナウイルスの影響が残っており、対策が必要であると述べた。また、子供たちに豊かな学びを提供するためには、定数改善や義務教育費の制度の見直しが急務であると強調した。
続いて、議会では令和5年度補正予算議案の審議も行われた。議案第38号、一般会計補正予算(第2号)が提案され、各議員から質疑は発生しなかった。採決の結果、原案通り可決となった。
さらに、追加議案の上程も行われ、日野康志町長が工事請負契約の締結について説明を行った。これは令和2年7月豪雨による道路崩壊に対する復旧工事で、予算は約1億5,235万円にのぼる。詳細が追求されることはなく、即時に可決された。
最後に、議員派遣の件や委員会の所管事務調査に関する事項についても審議が行われ、全て異議なしで承認された。議長の有吉富生氏は、全ての審議が滞りなく終了したことを報告し、会議を閉じた。今後の議会でも引き続き、教育環境の整備が求められるだろう。