令和5年6月の定例会において、九重町の公共交通整備や防災対策、教育方針についての議論が行われた。
公共交通の領域では、今年度中に新たな公共交通計画が策定される予定である。これに関しては、一般財源から多額の補助金が支出されており、住民の声を反映した適切な交通手段の提供が求められている。
また、昨年度に続き、本年度も公共交通協議会による住民アンケートが実施される。協議会の役割として、九重町の公共交通の活性化及び再生に向けたプランの策定が求められる。特にデマンド交通の導入など、住民のニーズに柔軟に対応する形での運行が模索されている。
防災に関する取組では、昨年の豪雨災害を踏まえた避難所へのインフラ整備が行われ、液晶テレビやWIFIの設置が進められた。今年度の新たな施策は特にないが、実質的な災害対策を検討しているようである。さらに、県との連携による先端技術を用いた防災活動も進められており、AIやドローンによる情報収集が計画されている。
教育の領域では、就任された新教育長が学校教育と社会教育の整合性を重視し、子供たちの成長に資する方針を表明した。少子化や教育環境の質の維持が大きな課題となっており、特に不登校問題については地域との関係を築いて解決策を模索することが強調された。