令和6年6月24日、日田市議会第2回定例会が開催されました。
議案第58号が中心議題となり、令和6年度日田市一般会計補正予算について質疑が行われました。
関連する補正予算は、特に社会福祉費や清掃費、老人福祉費に焦点が当てられています。
議員の質疑では、まず日隈知重議員(日本共産党)が、定額減税補足給付金の配分方法について詳細な質問をしました。給付対象者の見込み人数は約6,000人とされ、補足給付金総額は5億円にのぼるとの見解が示されました。また、確定申告の有無が給付に影響する可能性についても議論され、具体的な事例が挙げられました。福祉保健部長の衣笠雄司氏は、所得情報を基にして算定するため、事務的な整備が重要なポイントであると答弁しました。
次に、佐藤孝彰議員(新世ひた)は、焼却施設の更新に関する補正予算について質問を行いました。生ごみの焼却処理に伴う環境調査が必要との報告を受け、この調査が新清掃センターの稼働にどのような性質を持つのか、具体的な情報を求めました。市民環境部長の髙倉保徳氏は、生活環境影響調査が実施される旨を述べ、また3トン増の処理能力が見込まれることを明らかにしました。
さらに、温泉施設利用事業の進捗も話題に上りました。この事業は、天瀬憩の家の運営停止後、新たな温泉利用の手段を提供するものです。福祉保健部長は、温泉回数券の販売について具体的な計画を示し、登録制を活用することを強調しました。事業のスケジュールも示され、来月からの開始を目指すとのことです。
今回の議会では、議案質疑が中心であったものの、質疑内容は多岐に渡り、市民の安心や環境保全に向けた重要な議題が提起されました。議長の三苫誠氏は、次回の会議についても早めに準備を進める旨を述べています。