令和2年3月、九重町議会が開かれ、重要な議題が議論された。
この会議では特に、人口減少対策について活発な意見が交わされた。日本全体が抱える問題であり、九重町でも深刻な課題として浮き彫りになっている。
議員の一人は、九重町の人口減少が進む中で、若者の定住促進策が必要であると指摘した。これは、釣住宅跡地の造成が進められている中、住む場所を求める若者が玖珠への移住を余儀なくされている現状に強い危機感を示したものだ。九重町長の日野康志氏は、こうした地域にあった土地活用の重要性について言及。その一環として、町有地の活用を示唆した。
一方で、巨額の財政負担を伴う可能性があるため、土台となる方策の検討が欠かせないことも強調された。特に、道の駅の設置に関連した議論も注目を集めている。議員が提起した道の駅の必要性や運営の負担、地域コミュニティとしての役割の重要性が議論の俎上に上がった。
また、観光振興に関する施策も話題となった。長期的な観光需要の見込めない現況の中で、九重町の観光資源をどう実業者と連携させてPRしていくかが問われた。観光部門の担当者は、地域資源の今後の活用方法について精力的に検討を続けていると述べた。"
さらに、住民サービスの向上についての取り組みの一環として、飯田公民館での住民票等の交付が行われている点にも言及されたが、利用者数があまり多くならない実態もあるため、さらなる工夫の必要性も議論された。特に、交付までにかかる時間や手続きの容易さが鍵であるとされた。
最後に、職員の健康管理についても話題に上がった。病気休暇の取得が増えている状況を踏まえ、メンタルヘルスを含めた職員サポートが必要とされていることが確認された。