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九重町議会、コロナ対策と農業振興を討議

九重町議会では、増田裕子議員が新型コロナウイルス対策や成人式、農業について質問し、町民の安全と福祉に注目した議論が展開された。
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令和2年6月の九重町議会定例会では、増田裕子議員が新型コロナウイルス対策や成人式、農業について質問を行い、重要な課題が浮き彫りとなった。

増田議員は初めに新型コロナウイルスに関する質問を行った。彼女は、町の防災計画や備蓄品について言及し、特に避難者に配布する毛布の備蓄状況を尋ねた。危機管理情報推進課長の井上健二氏は、現在250枚の毛布を備蓄していると回答。議員は、これが不足していると指摘し、梅雨の時期に備えた対策を求めた。

議員の質問は続き、災害時に必要な消耗品の備蓄状況にも言及した。井上氏は、商工会などと協力し消耗品を準備していると答えたが、議員は自主避難時の備えが不足していることを懸念している。議員は市民が安心して避難生活を送れるよう、より十分な備蓄を求める姿勢を強調した。

次に、増田議員は成人式について質問した。今年の成人式は新型コロナウイルスの影響で、例年の8月15日から令和3年1月10日に延期されるとの回答があった。議員は成人式の日程の猶予を求めただけでなく、参加者の意見を反映するためのアンケート実施が遅れていることを指摘し、改善を促した。

農業に関しては、種子法の廃止と種苗法の改定が町に与える影響に対して議員の懸念が表明された。農林課長の吉光泰三氏は、大分県が独自の農作物種子制度基本要綱を制定し、地域の優良種子を確保すると説明した。議員は、町内の農業が国の流れに左右されないよう、地域を守るために積極的に発信していく必要性を強調した。

問題提起があり、議会全体が町民の安全と福祉を考えた質の高い議論を展開していることが確認された。このように、議会は新型コロナウイルスに対する対策をはじめ、町民の安心・安全を守る施策について真摯に向き合っている。議員の質問を受けて、各課が今後の行政運営において一層の努力を重ねることが求められている。

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議会名令和2年6月九重町議会定例会
議事録
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