令和元年第3回九重町議会定例会が始まった。議事は午前10時に開会され、議長の言葉からスタートした。
最初の日程、会議録署名議員の指名が行われ、菅原 美好議員と小川 克巳議員が署名議員に指定された。次に会期の決定が議題とされ、議会運営委員長の大津留 敏加議員が発表した内容をもとに、会期が9月4日から9月24日までの21日間に決まった。議長は、「異議なし」との確認を受け、会期決定を了承した。
続いて、諸般の報告が行われた。ここでは監査委員による現金出納検査や町内でのイベント参加報告、議員研修会の出席などが紹介された。特に、監査委員からは6月以降実施された検査の結果が報告されており、今後の改善点も指摘された。
日程に盛り込まれた行政報告では、町長の日野 康志氏が玖珠美山高等学校振興協議会の設立に関する報告を行った。設立目的は、地域に根差した学校作りを支援し、郡内高等学校の存続を図ることである。また、全国高等学校総合体育大会に出場した生徒の奮闘ぶりも報告され、町教育への期待が述べられた。
次に、20件の議案が上程され、特に番号第59号と第60号の財産取得についての議案が審議された。町が新たに購入する小型動力ポンプ付積載車や自動体外式除細動器(AED)に関する議案で、町民の安全確保を目的としている。議長は債務負担がない範囲内であれば進める姿勢を示し、両議案は全員賛成のもと可決された。
また、新たに設置される決算審査特別委員会についても話し合われ、6名の委員が選ばれた。これにより、平成30年度決算認定に向けた詳細な審査が行われることとなる。
最後に、陳情についての議論が行われた。特に米軍普天間飛行場の辺野古移設に関する陳情が議長の預かりとなり、今後のどのような対応が取られるか注目されている。議長は全日程の終了を宣言し、会議は散会した。