令和2年7月20日、九重町議会臨時会が開会した。
本会議では、令和2年7月豪雨に対する災害支援の状況について報告された。町長の日野康志氏は、支援物資や義援金について以下のように述べた。「各地域から多くの支援をいただき、特にペットボトルの飲料水、タオル、消毒液、マスクなどが寄付されています。」これに対して、町としての感謝の意を強調した。
町長によると、7月17日現在の支援物資は、県内自治体や企業を中心に、15団体から提供されたとのこと。金額面でも、町内及び県内外から、義援金が80万5,000円集まっている。ふるさと納税ポータルサイトからは421万5,000円の寄付が寄せられており、今後も被災者への支援に使用したい意向を示した。
次に、専決処分の報告では、令和2年度九重町一般会計補正予算(第5号)が承認された。こちらでは、歳入・歳出ともに約4億2,163万円が追加され、災害に関する復旧費用が含まれている。「詳細な調査はまだ行われていないが、できる限り早急な復旧を目指しています。」と町長は強調した。
議案第47号の財産取得についても可決され、小型動力ポンプ付積載車2台を更新するための支出が決定された。契約額は1,348万6,000円となり、孤立した地域への迅速な対応が期待される。
最後に、新型コロナウイルス対策の一環として、議案第48号の一般会計補正予算(第6号)が承認され、感染防止対策の関連経費も計上された。特に、避難所の空調整備や消毒作業への対応が盛り込まれる。
これらの内容は、議会の賛同を得て承認され、町長は今後も住民の安全を第一に地域の復興に努める意向を示した。