令和元年9月24日、九重町議会の第3回定例会が開かれ、重要議案が審議された。
今回の会議では、令和元年度補正予算議案の審議が主要な焦点になった。議案第68号では、一般会計の補正予算が提案された。商工費の泉水施設管理費が大幅に増額され、コミュニティセンターの改修等が行われる予定であると、商工観光・自然環境課長の友松直和氏が報告した。これに関して議員から、山の日のイベントに向けた取り組みであることが強調された。補正予算は全会一致で可決された。
一方、教育民生観光常任委員会では、数件の条例改正について報告が行われた。麻生良典教育民生観光常任委員長は、子育て支援費の増加について触れ、申請が増えている子育て世帯リフォーム支援事業が行われていることを明示した。また、九重町の名誉のために地域の公民館建替えの件を取り上げた。高齢化が進む中、老朽化した公民館の建替えを求める意見が出た。
続いて、過疎対策法に関して佐藤博美議員が発議した意見書が可決され、過疎地域へのさらなる支援を要望する動きが見られた。九重町は、過疎地域の問題が国土の過半を占め、重要な自然環境の保全に寄与していることを認識している。
最後に、議員派遣に関する件が報告され、町村議会関連の研修会の参加が決定されたことが伝えられた。これにより、議員の資質向上が期待されている。今回の議会では、地域の問題を多角的に捉えた議論が展開され、様々な意見が交わされたことが印象的であった。