令和3年第三回九重町議会が開催され、令和3年度予算議案の説明が行われた。
町長の日野康志氏が冒頭、来町した著名な作家デビット・スミス氏の絵画寄贈について報告した。デビット・スミス氏の娘、キャロライン・スミス氏から寄贈の申し出があり、絵画約50点を九重町に寄贈したい意向が伝えられたという。
寄贈に際しては一定の経費がかかるが、町はこの経費を負担し、絵画を町民に公開する方針を示した。町長は、自然に根差す九重町とスミス氏との関係を重視し、この機会を生かしたい考えを表明した。
議題に移り、各担当課長が令和3年度予算の詳細な説明を行うため、準備が進められた。今回の予算に含まれるのは、九重町一般会計予算、国民健康保険特別会計予算、水道特別会計予算、飯田高原診療所特別会計予算、介護保険特別会計予算、後期高齢者医療特別会計予算の6件である。この他、委員会付託を省略し、次回3月19日に全員での審議・採決が予定されている。
町長は寄贈される絵画を通じ、町民に大きな感動を与えられるチャンスであると強調した。議員らもこの機会を歓迎し、町の文化資産としての価値を認識したようだ。今回の動きは、町の魅力を高めると共に、地域文化の振興にも寄与する可能性がある。
最後に、議長の菅原美好氏が本日の会議を総括し、全ての議題を終了した旨を報告した。これにより、議会は無事散会した。