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九重町議会、令和5年度予算案を全会一致で可決

九重町議会は令和5年度予算案など重要議案を可決。個人情報保護に関する条例も承認された。
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令和5年3月17日、九重町議会定例会が開催され、重要議案が全会一致で可決された。特に、令和5年度予算案の審議においては、町の財政状況に基づく厳しい議論が交わされた。

本議会では、令和5年度九重町一般会計予算が承認され、歳入・歳出共に87億2,713万円となる見込みである。増田裕子議員は、「公共施設総合管理委託の詳細について質問し、前年よりも1,000万円の増加となる点が指摘された」と述べた。この増加は、九重町の観光施設である夢大吊橋の清掃業務によるものであり、町の観光業が回復基調にあることを示唆している。

また、九重町個人情報保護法施行条例の制定に関する議案が可決された。この条例は、今後のデジタル化の進展に伴い、個人情報の取り扱いを厳格化する内容であり、佐々木信介議員は「個人情報の保護は最優先課題であり、条例の制定は必須である」と強調した。

さらに、議員派遣の件に関しても、各議員の意見を尊重し、異議なく通過した。教育関連の議案も重視され、健康ここのえ21計画策定委員会設置や特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業に関する基準改正の承認も行われた。特に、健康ここのえ21計画の進捗が今後の課題とされ、岩尾茂樹議員が「地元住民との協力が不可欠である」と述べた。これに対し、町長の日野康志氏は「町が一丸となって取り組む重要な計画」と発言した。

最後に、議会は令和5年度の新たな取り組みとして、地域支援や住民参加を一層推進していく考えを示し、議員らは情報共有と連携を強化していく必要性を確認した。議会は今後も町民に対し、透明性のある運営を心がけることを約束して閉会した。

議会開催日
議会名令和5年第1回九重町議会定例会
議事録
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