令和4年3月11日、第1回九重町議会が開催された。
この日は令和3年度補正予算議案及び追加議案について議論され、採決が行われた。議会運営委員長の有吉 富生氏は、会議の初めに、追加議案の上程が決議されたことを報告した。
まず日程第1では、令和3年度九重町一般会計補正予算の審議が行われた。議員の佐藤 明郎氏は、予算書の記載内容について質疑を行った。特に彼は、長者原の休憩所解体事業に関連する繰越明許費の追加について触れ、その経緯について確認を求めた。
商工観光・自然環境課長兼九重グリーンパーク所長の志賀 一哉氏は、アスベスト関連の調査が遅れたために予算の計上に時間を要したと説明した。佐藤氏は、この事案に関する危険性と必要性を強調し、なぜこのような事態に至ったのかを疑問視した。これに対し、志賀氏はアスベスト調査が原因であると説明した。
続いて議案第19号が原案の通り可決された後、日程第2として追加議案が審議された。町長の日野 康志氏は、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部改正について説明した。この改正は、地方自治法に基づき、先に発生した職員の逮捕に伴う道義的責任を反映している。
議員の岩尾 茂樹氏は、提案内容の重さと基準について疑問を呈した。彼は、今回の処分が適切かどうか、その判断基準が不明確であることを懸念した。日野氏は道義的責任の重要性を再確認し、処分について理解を求めた。
最終的に、議案第30号が原案の通り可決され、会議は終了した。議案の内容は、職員に対する信頼を回復する重要な一歩となることが期待される。議会は今後も透明性のある運営を推進していく方針である。