令和元年12月10日、九重町議会の第4回定例会が開催された。この日は、陳情取下げと一般質問が主な議題であった。特に一般質問では、市民の声を反映する重要な場として、様々なテーマが取り上げられた。
初めに、議会運営委員長の大津留敏加氏より、会議運営の状況が報告され、運営方針を含めた合意形成が図られた。
一般質問では主に、増田裕子議員がケーブルテレビ、社会体育、介護予防と健康増進について質問した。増田議員は、ケーブルテレビの活用について「町民が必要とする情報をどのように伝えるかが、今後の課題である」と述べ、今後の運営において、地域のニーズを反映することが重要であると強調した。
さらに、社会体育に関して、参加者の健康増進や社会参加の意義について言及し、地域住民の意識を高めるための施策を求めた。介護予防に関する質問では、健康福祉課長の竹尾孝一氏が、介護予防事業の成果と今後の制度設計について説明し、「重要なのは、地域で支え合う仕組み作りである」と述べた。
その後、岩尾茂樹議員が他市町村との連携や交通弱者、買い物難民対策について質問。効率的な財政運営をテーマに、多くの議論が交わされ、地域の若者や高齢者が暮らしやすい環境を整備するための方策が求められた。岩尾議員は、他市町村との連携を通じて、「地方自治体が直面する課題に取り組むべきである」と強調した。
最後に、野上香代子議員が九重町の公園や、子どもたちの遊び場に関する現状と、その必要性について意見を述べた。特に遊び場の有効利用と、その周知徹底が今後の課題であることが指摘された。
このように、九重町議会では、市民生活に直結する多岐にわたるテーマが議論され、今後の施策に反映されることが期待される。
町民の健康や福祉、特に子育て支援に重きを置く施策が引き続き求められ、特に地域での交流や協働が今後ますます重要になることが強調された。