令和3年12月3日、九重町議会は第4回定例会を開催した。
町長の日野康志氏は、会期を12月3日から17日までの15日間とすることを提案した。この提案に異議はなく、会期が決定された。
また、有吉富生議会運営委員長は、議案や陳情についても取り上げ、数件の議案を常任委員会に付託することが決まった。
特に重要な議案として、町の一般会計補正予算に関する議案が挙げられる。これには、子育て世帯への臨時特別給付金にかかる費用が追加されており、約5778万円が提案されている。この給付金は、子供1人当たり5万円の支給を目指していると報告された。
また、議案第52号から第55号の一括上程が行われ、これに関連した報告と質疑が行われた。議案は、固定資産評価審査委員会条例及び国民健康保険関連の条例改正である。その中で、国民健康保険の保険税についての減額が図られる。
さらに、議案第56号から第61号に関しては、特別会計の補正予算が提案された。特に、令和3年度国民健康保険特別会計補正予算が重視され、受診機会の増加を考慮した調整が行われた。これにより、全体の歳入歳出予算も見直される。
請願案件として、新型コロナワクチン接種に関する請願が紹介され、多様な見解が議論された。また、地方農業の安定供給を目指すための種子条例制定を求める請願も提出され、地域の重要な課題として注目された。
今回の議会では、久々に提出された議案についての討論や質疑が行われ、新たな施策が検討される重要な時間となった。次回の議会は、引き続き各委員会での審議を経て、最終的な採決が予定されている。