令和3年3月11日、九重町議会は令和2年度補正予算議案の審議を行った。
本日は東日本大震災から10年を迎え、議長の菅原美好氏が黙祷を呼びかけた後、議会は開始された。
議案第9号について質疑が行われ、まず佐藤明郎議員が更生医療費の減額補正の内訳を問うた。これに対し健康福祉課長兼地域包括支援センター所長の竹尾孝一氏は、人工透析の実績減少が主な要因であると説明した。佐藤議員は細部について尋ねたが、詳細な数値には答えられなかった。
さらに、佐藤議員は担い手育成への補助金減を指摘し、その原因を問うた。社会教育課長兼九重文化センター所長の志賀一哉氏は、コロナ禍により講習会や研修が中止になり、実績が減ったことを挙げた。また、今後はこの問題を重視し、町民に周知すると述べた。
これらの質疑を経て、議案は投票に入り、全議員が賛成し、補正予算は可決された。その後、国民健康保険や水道、介護保険等の特別会計補正予算も一括して採決された。
最終的に、全ての議案は原案通りに可決され、議会は閉会した。議員たちは、新年度に向けた検討を続ける意義を改めて認識した。