令和4年第3回日田市議会定例会が開催され、議案の上程及び提案理由の報告が行われた。
市長の原田啓介氏は、ワクチン接種状況や新型コロナウイルスの感染状況について説明した。
特に、感染が急拡大した第7波の影響に触れ、医療体制に多大な影響が出ていることを指摘した。
市民の基本的感染対策の重要性を訴え、引き続きの協力を呼びかけた。
今回の定例会には、12件の議案が提案された。中でも、議案第58号の女子畑用水路災害復旧工事の契約締結は注目されている。
この工事は、令和2年豪雨災害からの復旧事業の一環で、契約金額は3億9,380万円とされる。
また、日田市獣肉処理施設の指定管理者指定をめぐる議案第59号にも関心が寄せられた。
株式会社trackが新たな管理者として選定され、令和9年3月までの契約が結ばれる予定だ。
これにより、休業中の施設再開が期待される。
さらには、令和4年度一般会計補正予算(第3号)の議案も重要視されている。
この補正予算案では12億4,184万円の追加を行い、3月までの総額は391億9,920万円に達する見込みだ。
新型コロナウイルス感染症対策や原油価格高騰への支援事業が含まれている。
加えて、請願第3号に関する議題も取り上げられた。
梶原信幸議員が提案した内容は、安倍元首相の国葬を撤回する意見書の提出である。
この請願は、国葬の法的根拠や費用の扱いに疑問を呈している。
議員からは賛同や反対の意見が出され、今後の審議が注目される。
今回の定例会での議論は、今後の日田市の行政運営に及ぼす影響が期待される。
さらなる詳細な議案説明は、次回の本会議にて続けられる見込みだ。