令和4年3月1日、日田市議会による定例会が開会した。
本会議には出席議員22名が参加し、全ての議案を上程するとともに、会期が25日間に決定された。
議長である石橋 邦彦氏は、会議の冒頭で、議案の一括上程を行った。続いて市長の原田 啓介氏が新型コロナウイルス感染症の現状を報告する中、感染者の増加やワクチン接種状況について詳しく述べた。
原田市長は、今年に入って新型コロナウイルスの感染が拡大しているとし、特にオミクロン株による感染力の強さを強調。市民に対して、マスク着用や手洗いなど基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけた。市長の報告によれば、ワクチン3回目接種を済ませた市民は全人口の約三割に達し、65歳以上では60パーセントを超える状況にあることが示された。
また、今後予定されているワクチン接種について日程や集団接種の会場移動の説明も行われ、特にエッセンシャルワーカーを優先した接種計画が進行中であることが報告された。市民からの理解と協力をお願いする声も聞かれた秀でた内容だった。市内の教育や福祉施策についても言及され、若者のUターン促進に向けた施策や、次世代を担う子供や親への支援についても力を入れていると述べた。
また、予算案の審議や新たな条例、指定管理者の指定変更に関しても話し合われた。特に、日田市手話言語条例の制定は、手話の理解と普及を促進する旨で、市民や事業者の役割を明確化することを目指して進められている。
最後に、今回の会議を通じて、地域経済活性化や市民サービス向上のための施策が次々と打ち出され、環境問題に対する取り組みも現在進行中であることが報告された。議会の質疑応答も活発に行われ、予算案や施策に対する理解を層積する重要な機会となった。