令和2年第2回日田市議会定例会が、いよいよ開会を迎えた。本日の会議では、議題として多くの重要なアジェンダが取り上げられた。
まず、第1の議題として会議録署名議員が指名された。指名されたのは、原田裕文氏、大谷敏彰氏、飯田茂男氏の3名であった。その後、会期についての決定が行われ、会期を19日間とすることに全員異議なく賛同した。
次に、議案が一括して上程され、日田市長の原田啓介氏がその提案理由を説明した。特に、新型コロナウイルス感染症への対応策が強調された。市長は、感染症対策のための啓発活動を積極的に行い、さらなる支援策を検討していることを述べた。市民に対する助成金の配布や感染防止策に関する取り組みについての詳細な報告も行われた。市長は、特に中小企業への支援を重視していると強調した。
移住促進策についての説明もあった。原田市長は、「日田市が県外からの移住者数で4年連続第1位であることは、地域活性化に向けた重要な一歩である」とし、今後もこの流れを維持する必要性を訴えた。さらに、上津江地域における住民自治組織の設立についても言及し、地域住民の力を活かした取り組みが進められていることが示された。
請願議題も討議された。特に、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設が提案され、日田市内の公共・民間の支援が求められている。紹介議員の大谷敏彰氏は、「高齢者が快適に生活できるためには、補聴器の移行が不可欠である」と訴えた。また、教職員定数改善や義務教育費国庫負担制度拡充に関する請願も提出された。
最後に市議会は、各議案や請願について、慎重に審議し、次回の本会議は6月15日に再開されることを決定した。市全体の課題に対して、議員各位がどのような方向で解決を図るのか、今後の議論が期待される。