令和3年12月に開催された日田市議会定例会では、議案が上程され、会期が設定された。議長の石橋邦彦氏が開会を宣言し、出席議員が確認された。
この会議では、まず会議録署名議員の指名が行われ、梅原竜也氏、三苫誠氏、松野勝美氏の3名が指名された。続いて、22日間とする会期の決定が無異議のもと承認された。
また、上程された議案については、日田市長の原田啓介氏が詳しい説明を行った。今回の定例会での議案は、条例議案6件、予算議案3件など合計12件となっている。特に、議案第79号では中津江ホールの設置及び管理に関する条例の廃止が提案された。
市長はこの議案について、中津江ホールの老朽化や地域からの意見を踏まえた上で議案を提出したと強調した。中津江ホールの解体を進め、その跡地に福祉施設の再建及びこども園の統合を行う必要性が示された。
また、議案第88号として一般会計補正予算の追加も行われ、総額で約399億円の予算が修正されることが見込まれている。これには新型コロナウイルスワクチン接種事業や公共土木施設の災害復旧事業に対する国庫支出金が含まれている。
他の議案についても、印鑑条例の改正や、特定教育・保育施設に関する基準の改定が論じられた。市の施策見直しや福祉支援の強化が求められる中、地域のニーズに寄り添いながら慎重に審議が進められる予定である。
なお、次回の本会議は12月7日午前10時から再開されることとされ、全議案について詳細な質疑が行われる。