令和5年3月14日、日田市議会の定例会が開催され、議案に関する重要な審査が行われた。
議会は「令和4年度日田市一般会計補正予算(第7号)」について、総務環境委員会の佐藤功委員長が報告した。歳入においては、地方交付税の増加と国庫補助金の実績により、約2億6千万円が含まれた。
歳出では、一般管理費とその中の公用車更新のため103万4千円が減額された。また、石炭や液化天然ガスの価格高騰の影響から光熱水費が857万3千円増額されるとの報告もあった。市政に与える影響を考慮して、燃料費調整に関する意見が多く出された。
井上正一郎教育福祉委員長は、高齢者生活福祉センターの新築工事を承認することを提案し、さらなる福祉サービスの強化を目指す意向を示した。特に、地域での見守り体制についても意見が上がり、他組織との連携強化が求められた。
また、反対討論では日隈知重議員がマイナンバーカードのプライバシーの懸念を強調し、補正予算に反対する意思を表明した。デジタル副大臣が示したプライバシーの危険性を受けて、市はより慎重な対応を求められることとなった。
討論の後、各議案が採決にかけられ、「議案第22号」は賛成多数で可決された。 議案は今後の市政運営において重要な指針となると見込まれる。市民の安心・安全を考慮した施策が進められることが期待される。 全ての議題が終了し、次回は24日に再開することが告知された。