令和元年6月定例会が開催され、一般質問が行われた。中野哲朗議員は市長の市政に対する取り組みについて質問をし、特に、二期目の公約の検証について確認を求めた。その際、市長の原田啓介氏は、公約の検証は地域力の向上に向けた重要な分野であると述べ、自らのグッズを通じて市民がまちづくりに関わることの意義を強調した。また、市民からの情報提供ツールの整備にも言及した。
次に川見泉哉議員は、防災訓練について質問した。特に、災害時における市民の体制作りについて発言し、要支援者の支援や訓練の必要性を訴えた。この質問に対し、市長は市民の防災意識を高めるために、種々の訓練を実施する旨答えた。いくつかの地区で訓練が進められているとのことも報告され、市では防災意識を高める事業が行われている。
高齢者の移動手段の確保についての質問も挙がった。特に、移動手段が限定されている高齢者に対しての配慮が必要であると意見が寄せられ、現状の公共交通の課題を指摘した。この問題に関し、市ではタクシーや代替交通手段の提供を進めていることが発表された。
さらに、若者定住の環境作りに関する議論も展開された。特に、地域の基幹産業である農業と林業に若者が戻ってくるための施策が求められた。
また、平成29年7月の九州北部豪雨災害の被災者支援について、財政面の課題に対する市長の見解や、生活環境影響調査の重要性などについても意見が交わされた。
市の施設における喫煙対策も取り上げられ、健康増進法を受けた禁煙化の進展が報告され、市民の健康を守るための取り組みが強調された。
この質疑応答の中で、創造的復興への期待が寄せられるとともに、未来に向けた計画が強調された。市としても、地域の再生が継続されるよう努力を続け、地域の声を取り入れながら進められる方向であることが確認された。