日田市議会の第4回定例会が開催され、3名の議員から行政運営に関する一般質問が行われた。
初めに、日隈知重議員が財政運営について質問した。新型コロナウイルス感染症の影響で地方交付税が減少する中、三苫誠議員は、事業の選択と集中にどのように取り組むか燭台市長に尋ねた。市長は、必要となるプロジェクトを見極め、優先権を設定して予算を編成する意向を強調した。また、予算編成が厳しい状況にあることから、歳入の確保に向けて努力が求められると述べた。
続いて、林業施策に関しては、三苫誠議員が森林経営管理法について質問をし、地域内の森林を適切に管理し育てていくために必要な取組を要望した。農林振興部長は、地域の環境保全や経済活性化に向けた森林の重要性を説明し、林業施策は今後も継続して実施される方針を示した。特に、森林環境譲与税の活用策についても、その目的と利用方法を詳しく述べ、地域の森林資源の管理を進める考えを明らかにした。
さらに、地区公民館の運営方針について、三苫誠議員が質問した。公民館は地域の学びの場として重要な役割を果たしているが、今後の地域における役割について具体的な考え方を求める意見が続いた。教育長は、市民が主体的に活動できる環境を整えるため、自治組織との連携を強化していることを説明した。また、地域課題解決に向けた公民館の役割も継続して推進する必要があるとの重要性を強調した。
最終的に、各議員は新型コロナウイルスによる影響についても言及し、感染拡大を防止しながら、地域の福祉や経済が守られるよう、政府支援についても引き続き要望していく決意を示した。今後の対応に向け、議会や市官とも連携しつつ、施策の検討を進めている。