令和4年第2回日田市議会定例会が開催され、新型コロナウイルス対策等の重要事項が議論された。
市長の原田啓介氏は、感染者数が一時的に増加したものの、市民の協力により現状は安定していると説明した。特に、高齢者のワクチン接種状況については、80%を超える接種率に達し、4回目接種も始まる見込みと述べた。感染防止策として、引き続き県や医師会と連携していく所存であると強調した。
また、観光振興の面で、日田川開き観光祭が3年ぶりに通常規模で開催され、約9万8000人が参加したことが報告された。市長は、祭りが地域経済の活性化に寄与し、長引くコロナ疲れを癒やす機会になったと評価した。
さらに、請願法案が上程され、地方財政の充実・強化、教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度の拡充が求められた。請願者の井上正一郎氏は、地方公共団体が直面する人材不足や財政の厳しさに対応するため、必要な財源確保を国に求める意義を訴えた。
加えて、福祉や教育面での財政強化が不可欠であるとの見解が示され、特に、物価高騰やコロナ禍における支援が必要とされる。このような状況を受けて、議会は引き続き協力を求め、国に具体的な措置を講じるよう求めることへの意義を強調した。
今後の議会日程では、一般質問や議案質疑が予定されており、引き続き重要な議題が扱われる見込みである。議員たちは、各地域の声を国政に届ける役割を果たすべく、提案内容についての審議を進めていくことを約束している。