令和3年第3回日田市議会臨時会が11月5日に開会し、議案第78号、令和3年度一般会計補正予算(第6号)が可決されたことが主要な議題として扱われた。
会期は1日間と決定され、初めに議長の石橋邦彦市議が会議を開会した。議会運営委員長の飯田茂男市議から、今後の市議会の運営方針について報告があり、委員会での議論を経て予算案の審議が行われた。
令和2年度の決算に関する審査結果も報告され、一般会計の歳入総額が486億8,086万6,000円、歳出総額が474億16万1,000円であるとの説明があった。市税の収入が前年に比べ増減があったことや、新型コロナウイルス感染症対策についても言及された。
特に注目されたのは新型コロナウイルスの影響を受けた予算で、感染症予防対策事業として、済生会日田病院に新たなPCR検査機器を導入するための補助が行われる点である。福祉保健部長の松岡政則氏が説明を行い、導入費用398万8,000円は全額補助するとのことだ。この機器により、検体の検査が迅速に行えるようになり、感染拡大防止に寄与することが望まれる。
また、ワクチン接種事業に関する補正予算として、医療従事者等への3回目のワクチン接種に係る追加予算も計上されており、その詳細な内容については次回の議会で説明される予定である。