令和5年第3回日田市議会定例会が開会され、市民にとって重要な議題が扱われることとなった。
この定例会では、新市長・椋野美智子氏の就任に際する所信表明が行われ、引き続き大雨による災害対策が優先されることが強調された。
特に、令和5年梅雨前線による大雨の影響を受けた地域への復旧支援が喫緊の課題とされ、本日に上程された補正予算案も、主に災害復旧に関連するもので構成されている。
市長は、地域住民や関係者への理解と協力に感謝を示し、今後の行政運営において、市民目線での対応を心掛けると述べた。さらに、人口減少への対策として、企業誘致や子育て支援の強化を進める意向を示した。
また、議案の中には、新清掃センターの造成工事に関連する契約案も含まれており、その契約総額は14億5,356万円である。議会はこれについて慎重に審議し、採決を行う予定である。
請願第3号では、2023年10月からの消費税インボイス制度実施の延期を求める意見書が提案され、詳細な理由と影響について説明が行われた。この制度の実施は特に中小零細事業者に悪影響を及ぼす恐れがあると指摘され、市議会での支持が求められた。
議長は、全議案を一括上程し、各議案に対する説明と報告を行うよう各部門に指示した。重要な議題が多く、その内容に関しては各委員会でさらに審議される予定である。次の本会議は9月11日から再開される予定で、市民の声を反映した議論が期待される。