令和5年12月8日、日田市議会の定例会が行われた。議題には再犯防止計画や企業版ふるさと納税などが挙げられた。特に、再犯防止に関して原田 裕文市議が、計画策定の進捗について質疑を行い、総務部長の後藤 靖孝氏は、日田市では未策定であることを説明した。さらに、県内の進捗についても情報共有が進んでいることが確認された。
企業版ふるさと納税については、企画振興部長の中山 敏章氏が説明し、この制度により地方創生を促進するための施策が進行中であることを述べた。近年の寄付額の増加に伴い、今後の活用を期待する声が強まっている。
また、日田市のスポーツ施設についても言及があり、中原 晴剛市議が市スポーツツーリズム推進助成金や芝環境の整備状況について質問した。教育長の江嶋 久典氏は、市内のスポーツ施設の活用促進に向けた取り組みを強調した。特に、サッカー協会などからの芝環境改善の要望に対し、日田市役所が活動する姿勢を示す発言があった。
さらに、全体会として、上専道の主要な道路維持についても話題に上がった。斜面道路の管理や草刈りの取り組みについて、土木建築部長は対策を説明し、現状の課題を共有した。特に、今後の高齢化社会を見据えた施策が必要であることが市議から指摘された。
市民からの意見交換会においても、住民の安心・安全を確保するための道路維持の重要性が強調されている。市は地域の意見を反映し、改善に努める方針を示した。
いっぽう、移住促進策についても語られ、受入れ体制の見直しや、移住者向けの支援制度が求められた。市は今後、具体的な施策をさらに検討し、地域の活性化に寄与する方針を示し続けるとした。