令和3年12月13日、日田市議会において第4回定例会が開催された。
議事は議案質疑から始まり、様々な議題が取り上げられた。
特に注目を集めたのは、令和3年度日田市一般会計補正予算に関する議案である。
市長の原田啓介氏は、補正予算の規模を約7億8,865万円と述べ、総額は406億753万7,000円に達すると説明した。
これは、子育て世帯への支援や地域経済の回復を目指すもので、新型コロナウイルス感染症対策として実施される。
具体的には、子育て世帯への臨時特別支援事業として、1人10万円相当の給付が予定されており、対象は約9,834人と見込まれる。
支給開始日は今月27日を予定している。
また、別の議案として燈和会が提案され、日隈知重議員は、旧津江小学校の校舎等の無償貸付けについて質問を行った。
これは一般社団法人燈和会に対して5年間無償で貸し付けるもので、活動実績や今後の計画が問われた。
企画振興部長の中嶋美穂氏は、磯和会の活動は整備を進めているものの、サンシュユの植樹計画が遅れていることに触れ、地域振興の観点から期待していると述べた一方で、収支状況が厳しいことも伝えた。
この議案の根本的な目標は地域の活性化であり、今後の利用状況が注目される。
最後に、日田市中津江ホールの設置及び管理に関する条例の廃止議案について、安達明成議員が質疑を行った。
廃止の理由や施設整備計画の進捗状況が問われ、教育次長の河野徹氏が運用状況や文化振興策の継続に関する意向を説明した。
新しい計画に基づく移転再建も議論され、地域住民の期待に応えられるように努める姿勢が確認された。
本日の会議は、各議案を委員会に付託し、一段落した。それに伴い、議長は次回の開催予定を伝え、会議は散会した。