燕市議会は、9月9日に令和2年第3回定例会を開催し、重要な議論が行われた。
議題の一つに、「燕市の戦略的広報について」が挙げられた。柴山唯議員は、情報発信の手段が多様化している中で、発信内容の整理が必要であると強調した。同議員は、近隣自治体に比べて多くのフォロワーを持つツイッターの活用を高く評価しつつ、さらなる情報伝達手段としてLINEの導入を提案した。ツイッターのリツイート機能が効果的であることを指摘し、特にLINEの活用により、世代を問わず幅広い層に情報を届けられる可能性があると述べた。市長の鈴木力氏も、LINE公式アカウントの導入を検討していると確認した。
続いて、切れ目のない子育て支援についての質問も寄せられた。柴山議員は、現在進行中の子育て支援の状況を聞き、オンライン相談の拡充を含む新たな対応策を求めた。市長は、オンライン相談を進めていく考えを表明し、また、子育てに役立つインフラ整備の重要性にも言及した。
さらに、議論は高次脳機能障がい者の支援に及んだ。これに対し鈴木市長は、医療との連携が不可欠であるとし、特に地域における医療機関とのコミュニケーションを強化していると回答。専門的な支援が求められる中で、現状の課題についても認識を示した。
最終的に、議員からは地域における障がい者支援の充実が求められ、支援の体制づくりの重要性が再確認された。市としての具体的な施策が今後の議論の焦点となることが期待される。
以上のように、燕市議会での議論は、多岐にわたる市民生活の重要なテーマについてのものであり、今後の政策形成に大いに影響を与える内容であった。市民に寄り添った政策が推進されることが期待される。