令和6年3月21日、小千谷市議会は第1回定例会を開催し、重要議案の審議に入った。
議案には、議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正、個人番号の利用に関する条例の改正、廃棄物適正処理に関する条例改正が含まれる。
特に議案第12号の報酬改正について、報告を行った平澤智総務文教委員長は、市議の報酬に関して激しい意見が交わされたと伝えた。議案に対し賛成意見は、「議員の報酬は他の市と比較し決して高くない」とし、反対意見では「会計年度任用職員の待遇改善を先に考えるべき」との意見が存在した。
さらに、議案第29号における令和5年度一般会計補正予算も議題に上がり、歳出における市民サービスの維持に向けた内容が見直されている。
また、請願第1号として、「刑事訴訟法の再審規定改正を求める意見書」も提出され、内山博志議員は冤罪被害者のためのこの法改正の重要性を訴えた。議会は、証拠隠蔽や不服申立ての問題に対し、再審手続の改善を求める意見をまとめ、全会一致での採択を果たした。
この定例会は、今後の小千谷市の抱える問題解決の糸口となる重要な会議として意義が評価されている。市長の宮崎悦男氏は、今後の市政運営に生かすとし、市民との連携を強調した。