令和6年第2回十日町市議会定例会が6月19日に開かれ、市政に対する一般質問が行われた。
議会では、鈴木和雄議員が持続可能な地域づくりに関して質問を行い、特に農業分野の地域計画策定に向けた取り組みを強調した。その中で、地域計画は農用地の効率的利用や地域農業の課題解決に寄与することへの期待が寄せられた。
鈴木議員は、農業経営基盤促進強化法を踏まえた地域計画策定の意義について「法制化された中で、地域が行うべきことをまとめていく必要がある。」と述べた。また、農業者の減少と高齢化に対する課題に対して、市長は「担い手の確保と支援に努め、農業の将来を見据えた施策が必要」と述べた。
教育の視点では、中学校の再編に向けた提言が議論された。鈴木議員は「地域と保護者と連携した学校づくりが重要」と指摘し、教育長は「地域に誇れる学校づくりに向けて努力する」との見解を示した。
さらに、原発再稼働に関する質問では、滝沢議員が安全確保と避難計画の必要性を強調した。市長は、市民の意見を反映した判断を国に伝えることが重要だと述べ、知事の決定権にも言及した。市では、避難計画の実効性を高めるため、詳細な対応策を進めている。
基本的に、議員たちは農業、教育、原発という異なるテーマを通じて、地域の持続可能性や安全性についての市の姿勢を問うており、地域の未来に向けた取り組みの一環として重要な議論が展開された。